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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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常設展

”みかた”のちょっと多い常設展

会期 2024年7月6日(土)〜9月23日(月・休)

アンリ・マティス《パーシパエーミノスの歌(クレタ島の人々)》1944年 滋賀県立美術館蔵

開催概要

「“みかた”のちょっと多い常設展」は、作品をどのように鑑賞するか、味わうかについて焦点を当てた展示です。ここでは、作品を背景に自撮りしたり、作品自体や触図に触ったり、自分の感想を紙に書いて貼り出したり、視線を通常より低く(または高く)して見たりなど、通常の美術館とは異なる多様な“みかた”を試すことができます。
 この展示の背景には、様々な理由から美術館との接点を持ちづらい人たちとどうすればつながっていけるかという、私たち美術館が抱える課題があります。たとえば、車椅子を利用している人たちや多くの子どもたちにとって、普段の作品の展示位置(作品のセンターが床から145センチメートル)は、自身の目線よりも高く感じられることが多いようです。また、美術館にある作品の多くは視覚に訴えかけるようにつくられているため、そのまま展示するだけでは、視覚障害のある人にとっては鑑賞することが困難です。本展で提案している“みかた”のいくつかは、こうした課題への対応策と言えるでしょう。
 実は昨年9月に、当館で「“みかた”の多い美術館展」という企画展を開催しました。その準備段階から障害のある人たちや子どもたちと意見を交わし、対話の中で生まれた鑑賞方法のアイデアを取り入れました。そして来館者の皆様に実際に体験していただきました。本展は、そこでの意識と方法論の一部を常設展に引き継いだものとなります。いつもより少し多くの“みかた”を通して、作品に、美術に、そして美術館に、なにか新しいことを感じていただければ幸いです。

会期

2024年7月6日(土)〜9月23日(月・休)

休館日

毎週月曜日(ただし祝休日の場合には開館し、翌日火曜日休館)

開館時間

9:30-17:00(入場は16:30まで)

会場

滋賀県立美術館 展示室2

観覧料

一般/540円(430円)
高校・大学生/320円(260円)

※( )は20名以上の団体料金
※常設展のチケットで展示室1、小倉遊亀コーナー、展示室2を観覧可
※中学生以下、県内居住の65歳以上、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
◎毎週日曜日は「木の家専門店 谷口工務店フリーサンデー」
常設展示をどなたでも無料で観覧いただけます。

主催

滋賀県立美術館

作品リスト